ウェリナケアVoice Vol.04 対談 東急ウェリナケア自由が丘 副支配人 越智 広明 × 東急ウェリナケア自由が丘 生活相談員 関根 正美

2017年開業の「東急ウェリナケア自由が丘」は、全51室の介護付有料老人ホームです。
自由が丘駅から徒歩4分という好立地で、ご入居者の「介護が必要になっても華やぐ街で暮らしたい」という思いを叶えます。
今回は施設でのイベントを担当する生活相談員と副支配人に、
アクティビティやイベントについてお話しいただきました。

ご入居者の心身に寄り添い、
お困りごとを解決に導く

越智 広明/2014年に「東急ウェリナ大岡山」に着任し、8年間勤務。2022年12月より「東急ウェリナケア自由が丘」にて副支配人として勤務。

越智:私は2014年に「東急ウェリナ大岡山」に着任し、8年間勤務しました。その後、2022年12月に「東急ウェリナケア自由が丘」に副支配人として異動になりました。ご入居者が安心して毎日を過ごしていただける環境づくりと、日々の生活の中で感動していただけるサービスの提供を目指しています。

関根:私は2018年に「東急ウェリナ大岡山」に着任し、介護スタッフとして仕事をスタートしました。その後フロントスタッフ、生活相談員を経験した後、2023年6月から「東急ウェリナケア自由が丘」にて生活相談員として、主にイベントやアクティビティを担当しています。生活相談員はご入居者に最も近いスタッフですので、ご入居者の心身に寄り添ってお困りごとを聞き取り、解決に導くことを心がけています。

関根 正美/2018年に「東急ウェリナ大岡山」に着任、介護スタッフ、フロントスタッフ、生活相談員として勤務。2023年6月より「東急ウェリナケア自由が丘」にて生活相談員として勤務。

越智:関根さんとは「東急ウェリナ大岡山」でも同じフロアで仕事をしており、ご入居者から信頼されている姿を見てきました。生活相談員はご入居者のご要望を聞く力が必要ですが、関根さんはご入居者にとって頼りになる理想的な相談員だと思います。

関根:私は「東急ウェリナケア自由が丘」に着任したばかりですが、当施設の生活相談員としてより質の高いアクティビティやイベントの実施を目指して、日々取り組んでいるところです。

大好評のイベントは、
スタッフ一丸となって運営

越智:最近はコロナによる制限が緩和されつつあり、外部の方をお招きしたイベントができるようになってきました。今日はエントランスホールで、ピアノ奏者・中条和文様とサックス奏者・茂木直美様によるコンサートを開催しました。会場の設営からも楽しい雰囲気を感じていただければと、スタッフと打ち合わせを重ね、提灯を飾ってご入居者をお迎えしました。当初の予定を超える多くのご入居者にご参加いただくことができ、嬉しく思っています。

関根:本日の演奏者は、「東急ウェリナケア自由が丘」のリハビリスタッフからの紹介です。お二人とも海外でも活躍されている演奏家で、クラシック、連弾、ジャズなど11曲を演奏してくださいました。今日のように外部の方をお招きするイベントや、施設から外出するイベントは、月に2回程度行っています。「イベントには参加したくない」というご入居者もいらっしゃいますが、イベントは普段あまりお部屋から出てこられない方にも楽しんでいただくよい機会ですので、「少しの間だけでもいいので、よかったら一緒に行きませんか」とお声がけして、参加していただくこともあります。

越智:イベントをきっかけに、ご入居者から私たちスタッフにお声がけいただき、会話が始まることも多いです。お一人お一人の楽しそうな表情を拝見できるイベントは、私たちスタッフにとっても大きな意義があります。最近好評だったイベントとしては、敷地内にキッチンカーを呼んでかき氷を提供した時ですね。その日は昼食も特別食を提供するなど、お楽しみいただくためにスタッフで話し合って工夫しました。また敷地内にプールを設置して、群馬県から運んだ温泉で足湯を楽しんでいただいたイベントも好評でした。

関根:外出イベントでは、しながわ水族館でイルカショーをお楽しみいただき、品川プリンスホテル・メインタワー38階のレストランでお食事を召し上がるという企画を開催しました。車椅子のご入居者4名を含む12名が参加され、久しぶりの外出を満喫していらっしゃいました。10名のスタッフが同行しましたが、ご入居者が笑顔で楽しまれている光景に、スタッフも元気をいただきました。

お一人お一人の個性を尊重する、
きめ細やかなサービス

関根:日常的なアクティビティとしては、リハビリ体操や口腔体操、工作や小物づくり、水墨画、朗読など10種類ほどを定期的に行っています。外部から講師に来ていただいて対面で行うアクティビティも多く、多彩なプログラムが特長です。

越智:アクティビティは、ご入居者の介護レベルに合わせて、きめ細やかなプログラムを組んでいます。そのため、どなたでも参加しやすい雰囲気で、多くのご入居者がアクティビティに参加してくださっています。

関根:コロナ禍ではアクティビティもオンラインで講師の指導を受けることが多く、ご入居者も受け身になりがちでした。最近は対面で講師から指導を受けられるので、ご入居者の積極性が違いますし、内容に対する満足度も上がっているのを感じます。

越智:ご入居者やご家族からのご要望では「これまで経験してきた趣味に取り組みたい」「昔行ったこんな所に行ってみたい」といったものが寄せられることが多く、コロナ以前の生活を取り戻したいというお気持ちを感じます。コロナも落ち着いてきましたので、今後は社会との交流に積極的に取り組んでいきたいと考えています。保育園や学校との交流はご入居者にも好評ですし、園児や生徒さんの演奏などから刺激を受けることも多いので、そうした場を設けていきたいです。

関根:今後は、見て聞いて楽しめる、五感を大切にする企画を実現していきたいと考えています。例えば渋谷の東急セルリアンタワーでお食事をしたり、地下にある能楽堂で公演を楽しむイベントを実現できたらいいですね。

越智:ご入居者やご家族のご要望は、お一人お一人の「その人らしさ」を大切にされているところから生まれてくるものだと思います。我々スタッフはご入居者お一人お一人に向き合い、より満足度の高いサービスを提供できるよう努めていきたいと考えています。