東急ウェリナケア自由が丘の、大きな窓に面した明るいリビング・ダイニング

老人ホームの選び方・探し方介護付有料老人ホームを見学で見極める5つのポイント

資料を並べても、どこも同じような言葉が並んでいます。「手厚い介護」「安心の医療体制」「充実した設備」。違いが出るのは、その言葉の中身です。見学で確かめられる5つの点に絞ってご説明します。最後に、印刷して持っていける見学チェックリストを付けました。

  1. 1

    人員体制

    「3:1」が国の基準。数字は常勤換算で、夜勤の人数は時間帯で聞く

  2. 2

    医療

    看護師のいる時間帯、対応できる医療的ケア、看取りの方針を項目で聞く

  3. 3

    費用

    入居時と毎月を切り分け、前払金・想定居住期間・初期償却をセットで見る

  4. 4

    暮らし

    居室より共用部。試食、お風呂の種類、ご入居者の過ごし方を見る

  5. 5

    重要事項説明書

    職員の人数、退去者数と理由、入居率、苦情の件数まで書かれている。早い段階で

1|人員体制は「3:1」を基準に読む

パンフレットを広げて、ホーム選びについて話し合う二人
※写真はイメージです

介護付有料老人ホームの人員配置は、介護保険の基準で3:1と決まっています。ご入居者3人に対して介護・看護スタッフが常勤換算で1人、という意味です。これは最低ラインなので、ここを上回るかどうかが最初の分かれ目になります。

「2:1」「1.75:1」といった表記があれば基準より手厚い体制です。ただし常勤換算である点に注意してください。数字は24時間の平均であって、夜間に同じ密度でいるわけではありません。見学では「いま、このフロアに何人いますか」「夜勤は何人ですか」と時間帯で聞くほうが実態に近づきます。

入居者10人あたりの看護・介護職員数の目安(常勤換算)
  • 国の基準(3:1)約3.3人
  • 2:1約5.0人
  • 1.75:1約5.7人

「入居者の数 ÷ 比率」で計算した目安です。常勤換算・24時間を通じた平均で、夜間はこれより少ない人数で見守るのがふつうです。夜勤の人数は、時間帯を分けて聞いてください。

基準を上回る体制には費用がかかります。多くの場合「上乗せ介護費用」として月額に含まれています。手厚さを選ぶということは、その費用を選ぶということでもあります。

2|医療は「どこまで」を具体的に聞く

「看取りまで対応」「24時間看護師常駐」と書かれていても、中身はホームによって違います。確かめたいのは次の3点です。

  • 看護師が常駐している時間帯(日中のみか、夜間もいるか)
  • 対応できる医療的ケアの範囲(胃ろう、たん吸引、インスリン、褥瘡の処置など)
  • 連携している医療機関と、往診・通院付き添いの有無

いま必要でなくても、数年後に必要になることがあります。「その状態になったとき、ここに住み続けられますか」と聞いてみてください。答えられないホームより、できることとできないことをはっきり言うホームのほうが信頼できます。

3|費用は「入居時」と「毎月」を切り分ける

有料老人ホームの費用は、入居時にまとめて払う前払金と、毎月払う月額費用でできています。前払金はこれから住む期間の家賃を先に預けるもので、住んだ月数ぶんずつ償却されていきます。

比較するときは、前払金の額だけを見ないでください。同じ前払金でも、想定居住期間と初期償却の割合が違えば、途中で退去したときに戻る金額が変わります。月額のほうも、食費や管理費が含まれているか、介護保険の自己負担が別かで、見かけの数字が大きく動きます。

前払金・償却・返還金の読み方は、有料老人ホームの前払金でご説明しています。

4|暮らしは、居室より共用部を見る

居室はどこもきれいです。差が出るのは共用部の使われ方です。見学の時間に、ご入居者が居室以外の場所にいるかどうかを見てください。リビングに人がいて、会話や音があるなら、日中を過ごす場所として機能しています。

お食事は、できれば試食させてもらってください。毎日3回、何年も続くものです。食事形態(刻み食、やわらか食など)への対応と、献立にご入居者の声が反映される仕組みがあるかも聞いておくとよいと思います。

お風呂は種類を確認します。個浴だけのホームでは、お身体の状態が変わったときに入浴が難しくなることがあります。座ったまま入れるリフト浴、あおむけのまま入れる機械浴があるかどうかは、長く住むうえで効いてきます。

5|重要事項説明書を、早い段階で見せてもらう

これがいちばん確実な方法です。重要事項説明書は有料老人ホームに作成が義務づけられている書類で、次のことが書かれています。

  • 職員の人数、職種、資格、勤続年数
  • 前年度の入居者数、退去者数と、その理由
  • 入居率
  • 苦情の受付件数
  • 前払金の算定方法、想定居住期間、初期償却の割合

パンフレットには書かれていないことばかりです。契約の直前ではなく、検討のはじめの段階でお求めください。渋られるようなら、それ自体が判断材料になります。

見学のときの持ち物と聞き方

聞きたいことを紙に書いて持っていくことをおすすめします。その場では説明を聞くだけで精一杯になり、帰ってから「あれを聞き忘れた」となりがちです。下の見学チェックリストを印刷してお持ちいただくと便利です。入居までの手順は入居までの流れと見学の見方でご説明しています。

2か所以上見ることもおすすめします。1か所だけでは、それが手厚いのか標準的なのか判断できません。同じ質問を複数のホームにして、答え方の違いを見てください。

東急ウェリナケアは大田区・目黒区・世田谷区に3つのホームがあり、まとめてご相談いただけます。3ホームの比較もご覧ください。

見学チェックリスト

見学のときに確かめたいことを、4つに分けて並べました。印刷して、答えをメモしながらお使いください。

スタッフと体制

  • その時間、フロアに何人のスタッフがいるか
  • 夜勤は何人か。看護師がいる時間帯
  • 人員体制の表記(3:1、2:1など)と、その費用(上乗せ介護費用)
  • スタッフがご入居者にどう声をかけているか

医療

  • 対応できる医療的ケア(胃ろう、たん吸引、インスリン、褥瘡の処置など)
  • 連携している医療機関と、往診・通院付き添いの有無
  • 「その状態になったとき、ここに住み続けられますか」への答え

暮らし

  • ご入居者が居室以外の場所で過ごしているか
  • 食事の試食ができるか。食事の形(刻み食、やわらか食など)への対応
  • お風呂の種類(個浴、リフト浴、機械浴)
  • ご家族が来たときに過ごせる場所があるか

お金と契約

  • 月額に含まれるもの、別にかかるもの
  • 想定居住期間と初期償却の割合、途中で退去したときの返還金
  • 介護度が上がったときに費用がどう変わるか
  • 重要事項説明書を先に見せてもらえるか

入居のご相談

受付時間 10:00〜17:30(無休)